Firefox3.5に未対応なアドオンを優しくアップデートに対応させる方法

このエントリーはFirefoxのアップデートによって無効化されたアドオンを有効化するためのものです。Firefox Add-onsからのダウンロードを有効にする方法はコチラ→Firefox Add-onsのバージョンチェックを無効にするブックマークレット - Cherenkovの暗中模索にっき


先日Firefox 3.5 Beta 4が一般に公開されたので早速アップデートしてみたところ、いくつかのアドオンがバージョンアップに対応出来ず無効になってしまいました。

動かなくなったアドオン

どれもかけがえのないアドオンです。公式の3.5対応バージョンがすぐにリリースされるのが一番良いのですが私は待てません。そこで暗中模索したところ、うまくいったのでその方法を紹介したいと思います。

最良の選択はどれか

まず、対応していないアドオンをインストール/有効化する方法はいくつかあります。

  • Nightly Tester Toolsというアドオンを入れてバージョンチェックを無視する。
    • 余計なアドオンは入れたくありません。
  • about:configのextensions.checkCompatibilityをfalseにしてバージョンチェックを無視する。
    • うーん、なんだか心配。


どっちも強引な感じがしてイヤ。それに無視は最大のいじめです。
ここはやっぱり手動で設定しましょう!心配ありません簡単です。

注意

これは動かなくなったアドオンに対して行う対症療法です。バージョンアップに伴う不具合は当然起こり得ます。ほとんどの場合に深刻なことにはならないでしょうが、自己責任モードでお願いします。

前説

手動で設定をいじる場合いくつか覚えておかないといけないことを説明します。

Firefoxのアドオンがインストールされている場所
Vistaの場合「C:\Users\ユーザ名\AppData\Roaming\Mozilla\Firefox\Profiles\ランダムな文字列.default\extensions」プロファイルを作ったことがない人はこの場所にあるはずです。「プロファイルの中のextensionsフォルダ」と覚えておきましょう。怪しげなフォルダ名が並んでいますがそれぞれにアドオンがひとつずつ入っています。例えば{dc572301-7619-498c-a57d-39143191b318}はTab Mix Plusです。このフォルダ名をリネームしようとは思わないでください。話がややこしくなります。
install.rdf
アドオンの名前、バージョン、作者名などが保存されたファイル。
extensions.rdf
アドオンをインストールした際にinstall.rdfを元に作られるファイル。インストールした全てのアドオンの情報が保存されている。アドオンの更新チェックや互換性チェックに使われる。


前置きが長くなりましたが実際の手順の説明に入ります。

手順

  1. Firefoxを終了してから始めてください。
  2. 「プロファイルのextensionsフォルダ」の中から未対応のアドオンが入ったフォルダを見つける。(中にあるファイル名を頼りに確認してください。。)
  3. 未対応のアドオンが見つかったら、そのフォルダにあるinstall.rdfテキストエディタで開いて以下のように編集して保存する。
  4. いま変更した値を適用するために、プロファイルフォルダの直ぐ下にあるextensions.rdfを削除します。これは次にFirefoxを起動したときに生成されます。

以上です。


どのアドオンでも同じ手順で出来るはずです。

この方法のデメリットはアドオン管理画面でどれが互換でどれが非互換のアドオンだったのか見分けがつかなくなるということ。
Electronic Genome - Firefoxの非互換アドオンを強制インストールする方法

愛だろ、愛。

感想

一応自分で動作の確認はしているつもりですが、間違ってたらごめんなさい。