初めてのテレビ修理

命に関わる危険があるらしいので真似しないようにねのエントリー。

修理対象

  • Panasonic 21型テレビ TH-21AF1 (1998年製)

症状

  • 電源を入れてしばらくすると、突然リレーのカチカチ音が鳴り、一瞬画面にノイズが入り映像と音声が消える。
  • 電源を入れなおしてもすぐには点かない。主電源を切ったりコンセントを抜いて数分放置すると点くようになるが再び上記の症状を繰り返す。
  • 症状が出てからリモコンで電源ONをしても待機中を示す赤いLEDが点くだけ。音量ボタンを押すと変化がみられた。
  • だいぶ後から気づいたが、叩くと一時的に直る

目視検査

はんだ割れやコンデンサの液漏れの有無をチェックする。

  • 異状は見られない。

  • よく観察するといくつもはんだ割れを発見。大きい部品だけではなく細かいところも注意が必要。



↑リレーの箇所

衝撃検査

細長い木の棒で基板の表裏をコンコンと叩き原因箇所を探る。

  • リレーを叩くと不具合が再現された。


OMRON G5PA-1-M

修理

用意するもの
  • 勇気(高電圧の危険に対して)
  • 集中力(はんだ割れは意外と見落としやすい)
  • 忍耐(何度も裏のネジをはずし観察することになる)
  • はんだごて
  • はんだ
  • はんだ吸い取り線
修理方法
  • はんだ割れが確認された箇所を中心に、はんだ盛り直し。
    • 結果的にはリレーの部分のはんだ割れを直したら回復した。

感想

最初のはんだ割れチェックを徹底するべきだった。主電源のスイッチを交換したり、フライバックトランスを疑ったり遠回りをした。叩くと直ることにもっと早く気がつけばよかった。基板の出し入れで新たに割れが発生した気もする。
たまにコイル鳴きが聞えるようになった。